川合淵まつりに行ってきました

浜名子

2017年07月03日 19:00

奥浜名湖観光協会の加治です*

川合淵まつりに行ってきました!


川合淵まつりは久留女木の棚田の近くにある川合淵公園で毎年開催されています。

奉納蛇踊りがこの祭りの見どころです.


川合淵には「大蛇伝説」というものが残っています。

むかしむかし久留女木に娘がいて、
寝たきりの父のために、川の向こうの医者に薬をもらいにいった。
その帰りに、土砂降りの雨が降り、川の橋は濁流に流されて帰れなくなってしまった。
すると、上流から一本の大きな材木が流れてきて、まるで丸木橋のように両岸にかかった。
材木を渡りおえて振り返ると、材木だと思っていたのは大きな蛇であった。
この話を聞いた村人たちは川合淵に大蛇塚を作って祀ったという。


この伝説をもとに毎年7月第一土曜日にこのお祭りが行われているのです。


 

14時30分から蛇塚供養が行われました。



川施餓鬼を行っています。



藁人形を川に流す儀式ですが、これも不思議な伝説があるのです。

名僧行基が故郷の四方浄に年老いた母を訪ねた時、
行基は藁人形を作りお経をあげると、藁人形はよく働いて一日で全部の田植えを終えてしまった。
母は大喜びでその藁人形を丁寧に祀った。
数日後、藁人形を川に流してやると川合淵にきて、くるくる回って遊んで行った。
それでこの辺りを「くるめき」と呼ぶようになったという。。。


久留女木の地域には、今大河ドラマで登場する「竜宮小僧」の伝説だけでなく、
大蛇伝説や行基伝説など、多くの民話や伝説が残っているんですね。。。





大蛇が川を渡ります。





大蛇の頭は立派な装飾を施してありました。
大蛇が川から川合淵公園に向かいます。



川合淵まつりの見どころ、龍踊りのはじまりです。




川合淵公園の広場を大蛇が駆け回りました。

先導しているおかめはこの伝説の中で出てくる娘とされています。



大蛇踊りの後、場所が旧久留女木小学校に移り、手踊りや子供たちによる蛇踊りなどが行われました。





久留女木の棚田で収穫されたお米で作られた五平餅も販売していましたょ。
熟練のおばあちゃんお手製の五平餅、とっっても美味しかったです(#^.^#)





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