2018年07月12日
川合淵まつりに行ってきました♪
奥浜名湖観光協会の加治です(^^♪









7月7日(土)に行われた「川合淵まつり」に行ってきました♪
川合淵まつりでは主に「奉納蛇踊り」や「藁人形流し」などが行われます。
14時30分、蛇塚供養が始まりました。

久留女木地域には大蛇伝説の言い伝えが残っています。
川が増水して娘が渡れなくなったところ、上流から丸太が流れてきて
川にかかったという。
渡り切って振り返ると一匹の大蛇が泳ぎ去っていったそうです。
そのことを知った村人が渕の近くに大蛇塚を作って「優鉢羅竜王(うはらりゅうおう)」としてお祀りしたそうです。
川合渕公園にある大蛇塚は、
川を渡れずに困っている娘に丸太となって助けてくれた大蛇をお祀りしたものなんですね。

蛇塚供養が終わった後は、川施餓鬼と藁人形流しが行われます。
この藁人形流しも久留女木の言い伝えの一つからだそうです。
この地域には行基伝説が残っており、
行基が早乙女姿をかたどった藁人形を作り田に置いたところ
田はたちまち緑になったという。。
その人形を川に納めると、川合渕でくるくる回りながらしばらく川合渕にとどまっていたそうです。
久留女木(くるめき)という地名もこの故事からならったものだそうですよ~

今回は静岡文化芸術大学のサークル「いなさ耕作隊」の皆さんも参加。
藁人形を川へ流します。


藁人形流しが終わった後は、奉納蛇踊りが行われます。

今年度は大雨の影響で川が増水したため、川渡りは中止となりました。
この奉納龍踊りも、大蛇伝説を表すもので、
おかめが娘役で大蛇を引導していきます。


蜷局をまいた大蛇の回りで若衆が太鼓を叩きます。

大蛇が公園を勢いよく駆け回り、第一部はフィナーレを迎えました。
このような言い伝えは現代では消えてしまいがちですが、
久留女木地域では大蛇伝説や、行基伝説、
昨年脚光を浴びた竜宮小僧伝説など
数多くの言い伝えが残っていることは素晴らしいことですね。