2017年08月23日
浜松市博物館 市民協働展「三遠南信土の中のわくわく動物園」9/3迄
現在、浜松市博物館にて、市民協働展「三遠南信土の中のわくわく動物園」が9/3迄開催中です。
こちらの展示は、ヤゲワニ発掘50周年を記念し、ボランティア団体「谷下ワニ研究会」が博物館とともに企画・展示を行う「市民協働展」として実施されています。
皆さん、この【谷下ワニ】ってご存知ですか?
1968年に浜松北高等学校の地学部員が、谷下石灰岩採掘場(現在は閉鎖)でワニやオオカミなどの化石を発見したことに始まり、谷下で産出されたワニの化石が通称:谷下ワニと呼ばれるようになったそうです。
浜松市北区引佐町でワニがいたと聞くと、とても不思議な気がします。
現在、この元・谷下石灰岩採掘場 周辺は山ばかりだからです。
現在に至るまで、地球では、厳しい寒暖が繰り返され、それによっての水位の上昇下降を繰り返し、その都度、陸地や生態系など変わっていき、一時期はワニも住む環境になったようです。
(博物館サイトの説明より)
三河・遠江・南信濃の、いわゆる三遠南信は、南アルプスの険しい地域を挟むものの、原始古代から交流が続いており、文化風土に共通する部分も多く見受けられます。
本展では、この三遠南信で発掘されたワニ、ナウマンゾウなどの動物化石と骨、そして動物をモチーフとした埴輪などの造形作品のほか、骨製品などもご紹介します。
順番に見ていたら、なんと現在の大河ドラマゆかりの地でもあります、北区細江町中川地区でもナウマンゾウの化石が発掘されているんですね!ビックリでした。
ナウマンゾウよりマンモスゾウのほうが後まで生息していたというお話を聞いて、もっとビックリ!
勝手に思い込んでたともいいますが…
という具合に、見どころ多いです
コツコツと地道に研究を続けていってくださっている方たちがいることで、こういうことを知り得ることができるんだとつくづく感じました。
戦国時代とはまた違う、北区の歴史をちょっとのぞいてみませんか?
▼谷下ワニ研究会Facebook
https://www.facebook.com/yagewani1968/
▼浜松市博物館
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamahaku/02tenji/theme/wakuwakudoubutuen.html#wakuwakudoubutuen
Posted by 浜名子 at 18:30
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