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2018年02月11日

姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

みなさんからお問い合わせを多くいただく姫街道について、ご紹介したいと思います。

姫街道は、東海道の見付宿(磐田市)から市野、気賀、三ケ日を通って
御油宿(愛知県豊川市)までのおよそ60kmの道です。

かつて東海道筋を襲った大地震がきっかけで、東海道の通行が困難になり臨時に姫街道を往来するようになりましたが、東海道が復旧した後も東海道の脇街道として通行されていました。

今回は気賀駅を出発して姫街道経由の西気賀駅までの4kmほどの道をご紹介します。
景色のいいポイントもあり、ウォーキングには最適なポイントですよ!

気賀駅を出発し、気賀駅北の信号を左折します。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

みそまんの美味しいかじやさんを通り過ぎると、
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

本陣前公園ではお手洗いもあり、休憩もできます。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

獄門畷(ごくもんなわて)の供養塔。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 
徳川家康により堀川城を落とされた後、
七百余人の人々が首を討たれ、さらし首になったという悲しい歴史があります。

分かれ道に来たら、右側、長楽寺方面へ。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

呉石学校跡。トイレ休憩ができます。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

そのまままっすぐ坂を上がり、途中で二宮神社へ少し寄り道。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~
二宮神社は後醍醐天皇の皇子、宗長親王の妃、駿河姫が
京に上る宗長親王の出征を見送り息絶えたと言われている場所。

大きなホルトノキとナギがご神木としてそびえたっています。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

こちらも街道から少し離れますが、吾跡川楊(あとがわやなぎ)へ。 
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~
万葉集(巻七)にも詠まれているこの楊は、京都・三十三間堂の棟木にされたという伝説が残っています。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

姫街道へ戻り、途中の分かれ道。ここから徒歩道になります。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

旧街道を思わせる、細い道を上っていくと・・・
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

山村修理の墓。堀川城の落城の際に、切腹したと伝えられる場所です。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

街道の約一里ごとに設置されていたという一里塚。
江戸日本橋から69里目のものだそうです。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

一里塚をすぎて下りに入ると少し景色が開けます。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

下りきった場所にある、巨人伝説ダイダラボッチの足跡と呼ばれる池。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

道祖神を右に通り過ぎ、また少し上ります。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~ 

姫街道の句碑にきたら脇にある細い道へ入ります。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

赤砂利稲荷へと続く細い道があり、それをひたすら上っていくと・・・
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

小引佐と呼ばれる景色のいい場所にたどり着きます。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~
浜名湖や東名高速が見渡せる絶景ポイント。
しばしここで景色に見とれて休憩。

一息いれたら、赤砂利稲荷の参道へ。赤い鳥居を3つくぐって
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~

お稲荷様をお参りしました。
姫街道を歩く~気賀駅から小引佐編~
今回はここまで。
ここから下って西気賀駅まで500Mほどで到着します。

ゆっくり景色を見ながら歩いて途中神社も3つほど寄り道したので約2時間かかりましたが、
距離的には姫街道経由で気賀駅~西気賀駅まで1時間ほどで歩ける距離ではあります。

かつての大名や姫様が往来した様子を思い浮かべながら、
ゆっくりのんびり姫街道を歩いてみてはいかがでしょうか。


次回は石畳の街道を歩きながら、引佐峠までの姫街道をご紹介しますね。



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