2021年05月20日
姫街道を歩いてみました 老ヶ谷一里塚~気賀宿編

姫街道を安間起点から気賀宿まで歩いてみましたシリーズ
いよいよ最終回 老ヶ谷一里塚~気賀宿編。
前回(追分一里塚~老ヶ谷一里塚)の様子↓
2021/05/20

さて、前回最後に紹介したこの分岐点。
姫街道はどこを進むでしょうか??
正解は・・・

はい!こちら!!
コチラのタンクの右脇!!
こちらが姫街道の旧道となります。
見落としがちというか、舗装路を行ってしまいがちですが、
この先はどうなっているかというと、

こんな感じです。
しかも
入ってすぐお墓!

服部小平太さんのお墓になります。
詳細については諸説あるので今回は避けるとして

どんどん進みます。
写真でわかる通り ヤブ です。
間違えても短パンやサンダルで行かない方が良いです。
ここからは結構な下り坂になるので、転ばないよう慎重に進みましょう。

あぁ!舗装路ーー!!
と、ほとんど車の通らない舗装路を見ただけでテンションが上がりますが、

姫街道の続きはこちら(右側)です。

振り返ってみます。
気賀へ向かう時は下り坂ですが、
気賀から東へ行く場合は登り坂です。
お好みでお選びください。

ここまで歩いてきた疲労に
下り坂が重なって膝がヒィヒィいっています。
ようやく人里に下りてきました。
※車止めがあるので車は入れません。

道なりにしばらく歩くと姫街道の新道にぶつかります。
正面に見える小高い山は「刑部城跡」です。

新道を横断して、刑部城址をぐるっと回りこむようにして進みます。
城跡のふもとには神社があります。
※疲労困憊につき見学してません。

刑部城址の東には水田が広がっており、
ちょうど水がはられていました。

刑部城址を半周したあたりで道路に出ますので、
これを北(写真奥)へ進み、
左側へ折れます。

都田川へ出ました。
昔はこの場所に渡船場があり、船で渡っていたそうです。
また、昭和の終わりころにはこの位置から橋がかけられていて、

今かかっている橋(落合橋)は新しい橋です。


橋のたもとに階段があるので登り、
落合橋を渡ります。

井伊谷川(左)と都田川(右)が落ち合う場所なので
「落合橋」なのでしょうね、きっと。

橋を渡る天浜線も見えます。

橋を渡るとそこは気賀の宿。
この先の交差点「気賀四つ角」に
昔は気賀関所が建っていました。

四つ角にある小さな看板の通りに進むと・・・

今でも気賀関所の本番所西側屋根だけ残っています。
「浜松市気賀関所」は平成に復元された施設で、本来の関所はこの場所にあり、
一部ですが当時のまま残されています。
さぁ、安間起点を出発して歩いてきましたが、
今日はここでゴールにします。
気賀宿見はじめると時間がかかりますからね。
今回紹介した行程がこちら↓↓

そしてこの日歩いたトータルの行程がコチラ↓↓

安間起点から気賀宿まで約18.5km 私の足で5時間半ほどでした。
(里程石探してウロウロしています)
安間一里塚から小池一里塚、追分一里塚、東大山一里塚、老ヶ谷一里塚と通って気賀まで4里と半。
昔の人は1日9里や10里歩いたというので驚きです。
私は筋肉痛で翌日動きがかなり制限されました(笑)
身近にあるのに見落としがちなもの。
それが「道」
道にはドラマがあるなぁと思いました。
膝痛が治まったら、今度は気賀宿から三ケ日に向かって歩こうと思います。

今回参考にさせていただいた資料は2016年浜松市発行「姫街道を歩く」(絶版)です。
2016年時の資料からすでに変わっているところも多くあったので戸惑いました。
姫街道を歩かれる際は事前に下調べの上、ご自身の体調に留意の上、
無理のない範囲でお出かけする方が良いと思います。
①安間起点~小池一里塚
2021/05/19
②小池一里塚~追分一里塚
2021/05/20
③追分一里塚~老ヶ谷一里塚
2021/05/20
Posted by 浜名子 at 11:27
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