2021年07月07日
姫街道を歩いてみました 気賀宿~山田一里塚編
先日「姫街道を安間起点から気賀宿まで歩いてみた」をやってみました。
その時ゴールした記事が↓コチラ↓
今回はその続き、気賀宿から三ヶ日宿まで姫街道を歩いてみましたので
何回かに分けてお話ししたいと思います。

今回のスタートは前回のゴール気賀四ツ角。
時間は朝7時です。
私は近所なので歩いてきましたが、公共交通機関をお使いの場合は
①遠鉄バス気賀三ケ日行きで「気賀四つ角」バス停下車すぐ
②天浜線「気賀駅」から徒歩10分弱
で来ることができます。
それでは街道歩きをスタート!

さっそく街道から外れました。
姫街道のすぐ南の細い道路を歩きます。
右手に見える堀は「要害堀」といわれ、気賀関所を防衛するために掘られたものです。

このまま堀をずーっとたどっていくと、浜名湖までたどり着きます。

四つ角からちょっと歩いたところに小さな公園があります
赤池様公園という公園で、
明応の地震でおきた津波によって、今の新居町にあった神社の御神体が
ここまで流れ着いたといういわれがあります。
「津波が起こるとここまで波が来るんだよ」という
先人の教えですね。

赤池様公園からまた北に戻り
姫街道へ出ると、立派な神社あります。
こちらは「細江神社」。先ほどの津波に乗ってやってきたご神体をお祀りする神社で
「地震除けの神様」として古くから信仰を集めています。

毎年7月にはご神体を船に乗せて浜名湖に戻す「祇園祭」が行われています。
(2021年は中止です)
今回のウォーキングの無事を祈ります。

ちなみに、細江神社の北側に「犬くぐり道」という道と案内板があります。
気賀関所が健在だったころのいわば「黙認抜け道」なのですが
この話は長くなるのでまたの機会に。

そして神社の西側には「浜松市姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館」という資料館があります。
中の資料は充実していて、なんと無料で見学できるので
姫街道散策の際には是非お立ち寄りください。(月曜日休館)

さて、再び姫街道を西へ進んでいきます。
気賀のあたりは「国道362号」として整備されており、往時の面影はあまり残っていませんが

本陣前公園(昔本陣があった場所の向かいの場所にある公園)という公園があったり
宿場として栄えたころの雰囲気は感じられるかと思います。

もう少し進むと見えてきたのが「枡形」と呼ばれる場所
宿場防備のために道路の両端を枡形にして、敵の侵攻に備えていたものです。
気賀宿の西果てであるこの場所でも、道路が枡形になっていたそうで、
その名残が南側だけ残っています。

ちなみに、この石垣をよ~く見てみると
こんな変わった形の石もはまっていますので、
是非チェックしてみてください。
気賀宿は色んな史跡や名残が残っているのですが
紹介しているとちっとも先に進めないので、
そこはまた今度として、どんどん道を進んでいきます。

ここで道が二手に分かれますが、右手が旧姫街道
左手は昭和に作られた新しい道(通称バイパス)です。

旧道といっても路線バスが通ったり、交通量もある道です。
瓦屋根のお宅があったりでそれっぽい雰囲気ですね。

しばらく進むと交差点があり、角に呉石学校跡という公園(お手洗い)があります。
ここを北進すると梅のトンネルで有名な長楽寺さんがあります。

ガードレールに「姫街道」という案内があるので
その通りに大きな工場の前を西へどんどん進むと

また道が二手に分かれます。
ここも右手の細い道を進みます。
(左手にいくとさっき分かれた国道362号へ出ます)

分かれ道の真ん中に道標が立っていて
こういう道標や案内板を見落とさなければ
迷うことは少ないかな?と思います。

そこから登り坂を上ってしばらく歩き
下り坂を下りきったあたりから、迷う方が多いの
重点的に説明します。
坂を下りた場所に「止まれ」の交差点があります。

交差点にも案内板がありますが、
ここを「ほぼ真っすぐ」画面奥の道へと進みます。


そしてその道を進むと
丁字路にぶつかります。
案内板に従って
この場所を右(北)へ曲がります。

曲がってすぐに、山へ入る細い道が見えてきます。
この細い道(左手側)を上ります。
この場所を見落とす方が多いので、ご注意ください。

細い道を登っていくと竹やぶ道になりますが
この道が正解です。

しばらく山道を登ると「山村修理殿」の最後の地があります。
遠州侵攻する徳川家康に対抗した気賀堀川城で戦った山村修理は
落城し燃え落ちる堀川城を見ながらこの場所で切腹したとの事です。
つらい歴史でもありますが、地元の方に供養され、今もこの場所は大切にされています。

そこからすぐ、
山田一里塚に到着です。
前回の一里塚が老ヶ谷一里塚でしたね。

この場所には水準点もあり、
姫街道がかつては主要道であったことを感じさせてくれます。
さて、あまり進んでませんが長くなってしまったので山田一里塚から先は、
また次のお話で。
その時ゴールした記事が↓コチラ↓
今回はその続き、気賀宿から三ヶ日宿まで姫街道を歩いてみましたので
何回かに分けてお話ししたいと思います。

今回のスタートは前回のゴール気賀四ツ角。
時間は朝7時です。
私は近所なので歩いてきましたが、公共交通機関をお使いの場合は
①遠鉄バス気賀三ケ日行きで「気賀四つ角」バス停下車すぐ
②天浜線「気賀駅」から徒歩10分弱
で来ることができます。
それでは街道歩きをスタート!

さっそく街道から外れました。
姫街道のすぐ南の細い道路を歩きます。
右手に見える堀は「要害堀」といわれ、気賀関所を防衛するために掘られたものです。

このまま堀をずーっとたどっていくと、浜名湖までたどり着きます。

四つ角からちょっと歩いたところに小さな公園があります
赤池様公園という公園で、
明応の地震でおきた津波によって、今の新居町にあった神社の御神体が
ここまで流れ着いたといういわれがあります。
「津波が起こるとここまで波が来るんだよ」という
先人の教えですね。

赤池様公園からまた北に戻り
姫街道へ出ると、立派な神社あります。
こちらは「細江神社」。先ほどの津波に乗ってやってきたご神体をお祀りする神社で
「地震除けの神様」として古くから信仰を集めています。

毎年7月にはご神体を船に乗せて浜名湖に戻す「祇園祭」が行われています。
(2021年は中止です)
今回のウォーキングの無事を祈ります。

ちなみに、細江神社の北側に「犬くぐり道」という道と案内板があります。
気賀関所が健在だったころのいわば「黙認抜け道」なのですが
この話は長くなるのでまたの機会に。

そして神社の西側には「浜松市姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館」という資料館があります。
中の資料は充実していて、なんと無料で見学できるので
姫街道散策の際には是非お立ち寄りください。(月曜日休館)

さて、再び姫街道を西へ進んでいきます。
気賀のあたりは「国道362号」として整備されており、往時の面影はあまり残っていませんが

本陣前公園(昔本陣があった場所の向かいの場所にある公園)という公園があったり
宿場として栄えたころの雰囲気は感じられるかと思います。

もう少し進むと見えてきたのが「枡形」と呼ばれる場所
宿場防備のために道路の両端を枡形にして、敵の侵攻に備えていたものです。
気賀宿の西果てであるこの場所でも、道路が枡形になっていたそうで、
その名残が南側だけ残っています。

ちなみに、この石垣をよ~く見てみると
こんな変わった形の石もはまっていますので、
是非チェックしてみてください。
気賀宿は色んな史跡や名残が残っているのですが
紹介しているとちっとも先に進めないので、
そこはまた今度として、どんどん道を進んでいきます。

ここで道が二手に分かれますが、右手が旧姫街道
左手は昭和に作られた新しい道(通称バイパス)です。

旧道といっても路線バスが通ったり、交通量もある道です。
瓦屋根のお宅があったりでそれっぽい雰囲気ですね。

しばらく進むと交差点があり、角に呉石学校跡という公園(お手洗い)があります。
ここを北進すると梅のトンネルで有名な長楽寺さんがあります。

ガードレールに「姫街道」という案内があるので
その通りに大きな工場の前を西へどんどん進むと

また道が二手に分かれます。
ここも右手の細い道を進みます。
(左手にいくとさっき分かれた国道362号へ出ます)

分かれ道の真ん中に道標が立っていて
こういう道標や案内板を見落とさなければ
迷うことは少ないかな?と思います。

そこから登り坂を上ってしばらく歩き
下り坂を下りきったあたりから、迷う方が多いの
重点的に説明します。
坂を下りた場所に「止まれ」の交差点があります。

交差点にも案内板がありますが、
ここを「ほぼ真っすぐ」画面奥の道へと進みます。


そしてその道を進むと
丁字路にぶつかります。
案内板に従って
この場所を右(北)へ曲がります。

曲がってすぐに、山へ入る細い道が見えてきます。
この細い道(左手側)を上ります。
この場所を見落とす方が多いので、ご注意ください。

細い道を登っていくと竹やぶ道になりますが
この道が正解です。

しばらく山道を登ると「山村修理殿」の最後の地があります。
遠州侵攻する徳川家康に対抗した気賀堀川城で戦った山村修理は
落城し燃え落ちる堀川城を見ながらこの場所で切腹したとの事です。
つらい歴史でもありますが、地元の方に供養され、今もこの場所は大切にされています。

そこからすぐ、
山田一里塚に到着です。
前回の一里塚が老ヶ谷一里塚でしたね。

この場所には水準点もあり、
姫街道がかつては主要道であったことを感じさせてくれます。
さて、あまり進んでませんが長くなってしまったので山田一里塚から先は、
また次のお話で。
Posted by 浜名子 at 11:42
│ウォーキング