2021年08月06日
姫街道を歩いてみました(最終回) 本坂一里塚~本坂峠編
姫街道を三ヶ日宿から本坂峠まで歩いてみましたシリーズ
今回は前回終点の本坂一里塚から本坂峠までの様子を書きたいと思います。
前回の様子は↓コチラ↓


本坂一里塚の脇に馬頭観音があります。
各所から集められた馬頭観音のようで
街道沿いにはよく見られます。

一里塚を出発すると、坂を下って国道に再び合流します。
どうして分岐して坂を登って、下って元の道に合流するのでしょうか?
損した気分になります。(2回目)

国道と合流すると、今度はすぐに再び分岐します。
気を抜いてるとそのまま国道を進んでしまうので、気を付けてください。
国道に合流したら、横断歩道を渡ってすぐ細い道です。

案内板はあるのですが、どうも人間工学に基づかない位置にあるというか
見失いがちというか、意識していないと発見できない場所にあるので
気を付けて歩きましょう。

ちなみに、この分岐近くにスペースと姫街道の看板があり、
自販機があります。
この先は山道になるので不安な方はここで調達しましょう。
(私は買いました)

国道から分かれ、しばらくは細い旧道を進みます。

旧道を進んだ先に本坂の古関推定地があります。
気賀に関所が出来る前の戦国時代にはこの付近に関所が置かれていたそうですが
詳細は不明だそうです。

お、ふたたび発見、秋葉常夜灯。
その横にはかつて高札場があったそうです。
今は石垣だけが残ります。

秋葉常夜灯を過ぎると民家がまばらになり
徐々に道路の傾斜がきつくなってきます。
すぐ横を国道が走り、車の通る音が響きます。

その国道へ出ました。
(来た方を振り返っています)
姫街道の都筑は道路を渡った先になりますが
横断歩道がありません。(通行量多いしスピード出る車が多い)
通行の際にはくれぐれも車両にご注意ください!

国道を渡った先に湾曲した細い道があり、そちらに進みます。
この場所には弘法堂があります。

弘法堂を過ぎ、ちょっと国道と合流した先からは
細い道へと入り、いよいよ登山道となります。
写真の右のほうの細い道を進みます。

所要時間の案内板もありますので
参考にしてみてください。
ただ、この時間が登りの所要時間なのか下りの所要時間なのかは
不明です。

旧道を登り、みかん畑の脇を進みます。
画像が小さくてわかりにくいですが、
写真左がみかん畑、右が生い茂る草木、そして真ん中のスペースが
道です。
本当に象が通ったのでしょうか?
(象鳴き坂の話参照)

石畳の道になりました。
ここまでスタートから90分ほどかかりましたが、ようやく日陰です。
そして、歩く人が少ないせいか
石畳にはコケが生え、落石や落ち葉が多く
とにかく滑ります。

滑らないように気を付けながら進みます。
途中、旧国道を何度か横断することになります。
今は本坂トンネルを通る車が殆どなので、この旧道を通る車は少ないですが
横断の際には気を付けましょう。

途中から石畳なのか土が積もった山道なのか
よく分からなくなりますが
とにかく無心で登ります。
これといった眺望もありません。


道中、大きな岩がありました。
「鏡岩」という名前で、なんでも昔は表面が輝いていて
自分の姿を岩に映して身だしなみを整えていたのだとか。
本当に象が通れたのでしょうか?(2回目)

うさんくさいなぁ・・・と思いながら
いや、まぁ昔は・・・と言い聞かせて
自分の姿を映してみました。
身だしなみともかく、人となりは今も映りそうですね。

鏡岩から10分ほど登ったところで
再び道路に合流しました。

この辺りは「椿の原生林」があり
ヤブツバキが群生し、中には樹齢200年という古木もあるそうです。
ちなみに、
個人的に花が咲くタイミングがよくわからず
何回行っても咲き誇るところを見たことが無い場所です。
(数輪咲いているのしか見たことが無い)

椿の原生林の中を進みますが
妙な石畳と、崩れ落ちてきた小石で
究極に滑りました。
もう何かの罠じゃないかっていうくらい滑るので
通行の際は気を付けてください。
雨の翌日行くと泣けてきます。

必死の思いで登るとまた道路へ出ます。
この道路は林道のようで、車の通行はほとんどありません。
道路を横断し、再び滑る道を進みます。

石畳もなくなり、歩きやすい山道を登っていきます。
ここまでくれば本坂峠まではあと一息です。

いよいよ本坂峠に到着です。
長かった。。。。
三ヶ日駅をスタートして約2時間、登山口から約40分でした。

ゴーーーール!!!
というには何とも味気もそっけもない場所ですが
まぁ旧道とはそういうものですね。

ちなみに、この本坂峠は交差点にもなっていまして、東西の姫街道と

南へ進めば湖西連峰の富士見岩や多米峠

北へ登れば坊ヶ峰山頂、その先は雨生山など。
坊ヶ峰山頂まで行こうかと予定していましたが
熱中症警戒アラート発令されてる中歩いたおかげで
体力の消耗が激しかったので断念しました。

1歩進めば愛知県なのですが、新型コロナ感染拡大の影響で
県境を跨いだ移動の自粛要請が出ていたので、
素直にここで引き返し、三ヶ日駅へと戻りました。(帰りは90分ほどで三ヶ日駅へ)

今回歩いたルートがこちら。
三ヶ日駅から本坂峠。
本来は愛知県の嵩山へ抜けて、バスと電車で戻ってくる予定でしたが、
時世的にかないませんでした。

浜松市東区の安間起点を出発し、気賀・三ヶ日を通って本坂峠まで。
のべ3日間のウォーキング。
肌身離さず相棒の様に一緒に旅し浜松市発行の「姫街道を歩く」(絶版)のおかげで
見落としがちな色んなものを探しながら歩くことが出来ました。
本当は街道沿いにもっといろんな史跡やお店などあるのですが
季節の都合でだいぶ割愛しました。

皆さんも姫街道を歩かれる際にはこのブログを参照していただき
季節の良い時に歩くことをお勧めします。
アスファルトあり、山道ありの結構過酷な道中なので
事前の準備と下調べを万全にして、お出かけください♪♪
では、またどこかの街道でお会いしましょう☆☆
↓↓↓姫街道を歩いてみましたシリーズ全話はコチラ↓↓↓から
【姫街道を歩いてみました 安間起点から気賀宿編】
①
②
③
④
【姫街道を歩いてみました 気賀宿から三ヶ日宿編】
①
②
③
【姫街道を歩いてみました 三ヶ日宿から本坂峠編】
①
②
このブログ
今回は前回終点の本坂一里塚から本坂峠までの様子を書きたいと思います。
前回の様子は↓コチラ↓
2021/08/05


本坂一里塚の脇に馬頭観音があります。
各所から集められた馬頭観音のようで
街道沿いにはよく見られます。

一里塚を出発すると、坂を下って国道に再び合流します。
どうして分岐して坂を登って、下って元の道に合流するのでしょうか?
損した気分になります。(2回目)

国道と合流すると、今度はすぐに再び分岐します。
気を抜いてるとそのまま国道を進んでしまうので、気を付けてください。
国道に合流したら、横断歩道を渡ってすぐ細い道です。

案内板はあるのですが、どうも人間工学に基づかない位置にあるというか
見失いがちというか、意識していないと発見できない場所にあるので
気を付けて歩きましょう。

ちなみに、この分岐近くにスペースと姫街道の看板があり、
自販機があります。
この先は山道になるので不安な方はここで調達しましょう。
(私は買いました)

国道から分かれ、しばらくは細い旧道を進みます。

旧道を進んだ先に本坂の古関推定地があります。
気賀に関所が出来る前の戦国時代にはこの付近に関所が置かれていたそうですが
詳細は不明だそうです。

お、ふたたび発見、秋葉常夜灯。
その横にはかつて高札場があったそうです。
今は石垣だけが残ります。

秋葉常夜灯を過ぎると民家がまばらになり
徐々に道路の傾斜がきつくなってきます。
すぐ横を国道が走り、車の通る音が響きます。

その国道へ出ました。
(来た方を振り返っています)
姫街道の都筑は道路を渡った先になりますが
横断歩道がありません。(通行量多いしスピード出る車が多い)
通行の際にはくれぐれも車両にご注意ください!

国道を渡った先に湾曲した細い道があり、そちらに進みます。
この場所には弘法堂があります。

弘法堂を過ぎ、ちょっと国道と合流した先からは
細い道へと入り、いよいよ登山道となります。
写真の右のほうの細い道を進みます。

所要時間の案内板もありますので
参考にしてみてください。
ただ、この時間が登りの所要時間なのか下りの所要時間なのかは
不明です。

旧道を登り、みかん畑の脇を進みます。
画像が小さくてわかりにくいですが、
写真左がみかん畑、右が生い茂る草木、そして真ん中のスペースが
道です。
本当に象が通ったのでしょうか?
(象鳴き坂の話参照)

石畳の道になりました。
ここまでスタートから90分ほどかかりましたが、ようやく日陰です。
そして、歩く人が少ないせいか
石畳にはコケが生え、落石や落ち葉が多く
とにかく滑ります。

滑らないように気を付けながら進みます。
途中、旧国道を何度か横断することになります。
今は本坂トンネルを通る車が殆どなので、この旧道を通る車は少ないですが
横断の際には気を付けましょう。

途中から石畳なのか土が積もった山道なのか
よく分からなくなりますが
とにかく無心で登ります。
これといった眺望もありません。


道中、大きな岩がありました。
「鏡岩」という名前で、なんでも昔は表面が輝いていて
自分の姿を岩に映して身だしなみを整えていたのだとか。
本当に象が通れたのでしょうか?(2回目)

うさんくさいなぁ・・・と思いながら
いや、まぁ昔は・・・と言い聞かせて
自分の姿を映してみました。
身だしなみともかく、人となりは今も映りそうですね。

鏡岩から10分ほど登ったところで
再び道路に合流しました。

この辺りは「椿の原生林」があり
ヤブツバキが群生し、中には樹齢200年という古木もあるそうです。
ちなみに、
個人的に花が咲くタイミングがよくわからず
何回行っても咲き誇るところを見たことが無い場所です。
(数輪咲いているのしか見たことが無い)

椿の原生林の中を進みますが
妙な石畳と、崩れ落ちてきた小石で
究極に滑りました。
もう何かの罠じゃないかっていうくらい滑るので
通行の際は気を付けてください。
雨の翌日行くと泣けてきます。

必死の思いで登るとまた道路へ出ます。
この道路は林道のようで、車の通行はほとんどありません。
道路を横断し、再び滑る道を進みます。

石畳もなくなり、歩きやすい山道を登っていきます。
ここまでくれば本坂峠まではあと一息です。

いよいよ本坂峠に到着です。
長かった。。。。
三ヶ日駅をスタートして約2時間、登山口から約40分でした。

ゴーーーール!!!
というには何とも味気もそっけもない場所ですが
まぁ旧道とはそういうものですね。

ちなみに、この本坂峠は交差点にもなっていまして、東西の姫街道と

南へ進めば湖西連峰の富士見岩や多米峠

北へ登れば坊ヶ峰山頂、その先は雨生山など。
坊ヶ峰山頂まで行こうかと予定していましたが
熱中症警戒アラート発令されてる中歩いたおかげで
体力の消耗が激しかったので断念しました。
1歩進めば愛知県なのですが、新型コロナ感染拡大の影響で
県境を跨いだ移動の自粛要請が出ていたので、
素直にここで引き返し、三ヶ日駅へと戻りました。(帰りは90分ほどで三ヶ日駅へ)

今回歩いたルートがこちら。
三ヶ日駅から本坂峠。
本来は愛知県の嵩山へ抜けて、バスと電車で戻ってくる予定でしたが、
時世的にかないませんでした。

浜松市東区の安間起点を出発し、気賀・三ヶ日を通って本坂峠まで。
のべ3日間のウォーキング。
肌身離さず相棒の様に一緒に旅し浜松市発行の「姫街道を歩く」(絶版)のおかげで
見落としがちな色んなものを探しながら歩くことが出来ました。
本当は街道沿いにもっといろんな史跡やお店などあるのですが
季節の都合でだいぶ割愛しました。
皆さんも姫街道を歩かれる際にはこのブログを参照していただき
季節の良い時に歩くことをお勧めします。
アスファルトあり、山道ありの結構過酷な道中なので
事前の準備と下調べを万全にして、お出かけください♪♪
では、またどこかの街道でお会いしましょう☆☆
↓↓↓姫街道を歩いてみましたシリーズ全話はコチラ↓↓↓から
【姫街道を歩いてみました 安間起点から気賀宿編】
①
2021/05/19
②
2021/05/20
③
2021/05/20
④
2021/05/20
【姫街道を歩いてみました 気賀宿から三ヶ日宿編】
①
2021/07/07
②
2021/07/08
③
2021/07/09
【姫街道を歩いてみました 三ヶ日宿から本坂峠編】
①
2021/08/05
②
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Posted by 浜名子 at 09:30
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