2022年11月06日
満光寺さんへ行ってきました

国道257号線を北上していくと、浜松市を抜け、愛知県新城市に入ります。
鳳来へ向かう道の途中にある「道の駅・鳳来 三河三石」。
少し上がったところにある青龍山 満光寺さんで田辺一邑さんの講談があるということで行ってまいりました。
新城市といえば、戦国時代に三河国長篠と呼ばれる地で、群雄割拠の中、名だたる武将たちが攻め込んできた地です。
徳川家康が非常に苦しい時代を迎えていた頃で、今度の大河ドラマでどのように描かれるか興味深いところですね。
井伊家を支えた井伊谷三人衆の一人、鈴木重時の居城が柿本城。重時の父の時代に、三河遠江国境の備えのため、徳川家康の命により築城が開始されました。
その城の麓にあるのが、今回の満光寺さんです。
満光寺さんには「徳川家康 が若かりし頃、武田軍に追われて逃走の際、寺の住職に頼んで宿をとった時、鶏の声に命を助けられた」という伝説が残っています。
そちらを題材にした講談ということで、会場は満員でした。

▲講談前の雑談の際の様子
緩急つけた一邑さんの講談は、会場がその世界にひきこまれていきました。
全員がその世界に入り込んでいたその時、
「コケコッコ~」
外から聞こえてきた声に、会場ではじわじわ~っと笑いがおこりました。
講談での鶏の鳴き声のシーンは既に終わっていたので、一邑さんも「もう少し早く鳴いてくれればよかったのに」と笑っていました。
ちなみに犯人は当代のこの方です ↓

そんなアクシデント?もありながら、非常に和やかに会は終了しました。
ちなみに満光寺さんは、山門は新城市指定文化財、庭園は愛知県指定文化財となっています。


11月に入り、木々がだいぶ色づき始めました。
満光寺さんへ向かう道沿いもきれいな赤や黄色がみられるようになってきました。
帰りにちょろっと様子を見に行った龍潭寺さんの境内も色づき始めていましたよ。

家康公ゆかりの地を巡りつつ、秋の奥浜名湖にもぜひお立ち寄りください。
▼満光寺MAP
Posted by 浜名子 at 18:36
│史跡紹介