2022年09月01日
袋井にある奥浜名湖ゆかりの建物
先日、袋井市にある「油山寺」さんというお寺にお邪魔してきました☆
遠州三山の1つで、とても広い境内のお寺さんなのですが
こちらにある礼拝門 実は浜松市北区の出身なんです!!
明治時代、三方原台地の開拓に尽力された気賀林(きがりん)という方の
お宅の正門だったものを移築・修理された建物なのです。
気賀村(現在の細江町気賀)出身の気賀林さんは
三方原台地の開拓や堀留運河の開鑿などを手掛け、
荒地で作物が育ちにくかった三方原台地に茶園(百里園)を造成し、
製茶工場を建設し、三方原の発展や振興に尽くされた方です。
その邸宅が三方原にあり、その屋敷門を昭和58年に
油山寺さんに移築されたそうです。
姫街道沿いの邸宅があった場所には
「気賀門跡」という石碑だけが残っています。
また、そのお屋敷があった場所から北に向かって交差点を越えたあたりに
気賀林が貧しい人たちのために建てた「三方原救貧院」の跡もあります。
油山寺さんは目の霊山として信仰が厚く
ちょっと山の上にある本堂や三重の塔は国指定文化財です。
ちょっとお出かけした先で、
自分の住む地域とつながりを発見すると、うれしくなりますね♪♪
◎油山寺
静岡県袋井市村松1番地
◎気賀門跡
浜松市北区三方原町
姫街道と環状線(県道65号)との交差付近。
遠鉄バス「姫街道車庫」から北へすぐ。
Posted by 浜名子 at 13:34
│史跡紹介